悩みの原因や解決方法

書籍の紹介:大嶋信頼「あなたを困らせる遺伝子をスイッチオフ! ―脳の電気発射を止める魔法の言葉」

[書籍の紹介FAP療法とは何か?悩みの原因や解決方法]


 

 FAP療法に関連する書籍のご紹介です。

(参考)

 →「“FAP療法”とは何か?トラウマや難しい悩みを解決するための療法


 私たちは、悩みにあるとき、この嫌な自分を丸ごと変えられたなら・・と思う一方で、本当はこの自分を変えたくないと思っています。また、人とつながっていたいのに、どうしても人が苦手でどうしようもない、と思います。

 

 そうした難しい願いをかなえてくれる方法が、この本には書かれています。遺伝子の名前を用いた暗示の言葉を唱えるだけで、様々な悩みを根本的に解消できる、ということが様々なケースとともに紹介されています。

 人の性格や外見はぞれぞれ異なりますが、遺伝子レベルで見ればほぼ同じであることがわかっています。ただ、どの遺伝子がオンされているかによって性格に差異が生まれたり、病気が生まれたりします。本来は私たちは、遺伝子の共通性によって人とつながれるようになっています。

 夫婦は血がつながっていないにもかかわらず、なぜか顔がそっくり同じになっていきます。飼い主とペットも似てきたりもします。尊敬する上司の元にいる部下はしゃべり方や振る舞いが上司そっくりになることがあります。それは、同じ環境にいて共感しあうことで遺伝子のオンオフが同じになってくることが考えられます。

 血がつながった家族であればよりそれが強いはずなのですが、しかし、逆境によって互いを憎むようになると、個々人に特徴的な遺伝子がオンされていき、一体感を持てなくなってきます。自分では制御できない衝動や感情に振り回されるようになります。

 

 例えば、天才の遺伝子がオンになっていれば周りの大人はバカに見えてしまいそれが態度に出て人間関係が悪くなります。あるいはチックの遺伝子がオンになっていれば思わず暴言を吐いてしまってトラブルになる、ということが起きます。

 私たちが振り回されている悩みというのは、特徴的な遺伝子がオンになっているからではないか?ということがこの本では「仮説」として示されています。

 

 これまでのカウンセリングでは、悩みは認知の問題や対人スキルとして扱われてきました。そして、なかなかよくならない。なぜか同じ失敗を繰り返してしまう。

 遺伝子という視点を用いることで、その限界を突破できるのではないか?と著者は考えました。

 

 遺伝子を解除する方法として提示されているポイントは、「尊敬」です。

 

 私たちは、敬意を払い、真似をすることで相手と同じ遺伝子となっていき、特徴的な遺伝子はオフになります。親子、師弟関係などはまさにそうです。
 
 「我以外皆我師」という宮本武蔵のセリフが引用されています。

 色々なものに尊敬をすることで、悩みの根本となっている遺伝子がオフになっていくのです。そして、周囲の人たちとの一体感が生まれてきます。これまで感じていた恐怖を超えていくことができます。武蔵はそうして不世出の剣豪として成長していきます。

 逆に、世の中の人を憎んでいたり、否定していたりすると遺伝子はずっとオンになったままです。

 

 これは決して自業自得だとか、良い人間になりましょう、といっているのではありません。むしろ、そうしないようにさせられていることが問題です。その要因とは、虐待やハラスメントや支配などによってもたらされた怒り、恨み、恐れや不安です。私たちは意に反して人を蔑むようになり、悩みを深め、分断させられているのです。

 悩んでいる人ほど、尊敬がカギになりますが、人を尊敬することは難しい。だから、人を尊敬しようというのは、あくまではじめは手段(テクニック)として用います。尊敬心などは脇に置いておいて、淡々と手続きだけを行うのです。

 では、具体的にはどうすればいいのか?
 誰でもよいので目の前にいる人に対して「○○さんってすげ~!」と頭の中で言う。これだけでOKです。これを繰り返していくと、師弟同士が似てくるように、遺伝子はオフになっていきます。悩みとしているものが穏やかになり、人との一体感が生まれてきます。


 精神医学では、生物、社会、心理という3つの観点で症状を捉えるようにします。いわゆる心理療法、カウンセリングは、社会、心理までを扱い、生物についてはせいぜい生活習慣を指導するくらいでした。従来のカウンセリングは、いわゆるカウンセリングらしい見立てで症状をストーリーに仕立てますが、悩んでいる当事者の問題を本当にとらえているかと言えば怪しいものです。例えば、頭の中のなんとも言えない気持ち悪い感じ。内臓の言葉にできない重たい感覚。こうしたことは、カウンセラーにも医師にもなかな理解してもらえません。


 しかし、遺伝子をコードにして治療する方法によって、見立ての幅はぐっと広くなり、言葉にできない身体感覚の根底にあるものに触れてくれるような、いよいよ「生物」の部分にアプローチが届くようになってきた、そんな予感を感じる書籍です。

 ぜひ、皆さまもご一読ください。

 

(参考)

 →「“FAP療法”とは何か?トラウマや難しい悩みを解決するための療法

 

 

 

大嶋信頼:著「あなたを困らせる遺伝子をスイッチオフ! ―脳の電気発射を止める魔法の言葉」(SIBAA BOOKS) 

 

大嶋信頼:あなたを困らせる遺伝子をスイッチオフ

 

 

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