「精神疾患」と「精神障害」との違い

「精神疾患」と「精神障害」との違い

精神障害全般

<作成日2015.11.25/更新日2021.9.20>

 ※サイト内のコンテンツのコピー、転載、複製を禁止します。

 

この記事の執筆者

みき いちたろう 心理カウンセラー(公認心理師)

大阪大学卒 大阪大学大学院修了 日本心理学会会員 など

シンクタンクの調査研究ディレクターを経て、約20年にわたりカウンセリング、心理臨床にたずさわっています。 プロフィールの詳細はこちら

   

この記事の医療監修

飯島 慶郎 医師(心療内科、など)

心療内科のみならず、臨床心理士、漢方医、総合診療医でもあり、各分野に精通。特に不定愁訴、自律神経失調症治療を専門としています。プロフィールの詳細はこちら

<記事執筆ポリシー>

 管見の限り専門の書籍や客観的なデータを参考に記述しています。

 可能な限り最新の知見の更新に努めています。

 

 

「精神疾患」と「精神障害」の違い

 「精神疾患」とは、脳の器質的な異常などによって生じたもので、医学的なアプローチがおもに用いられるものを指します。
 
 一方、「精神障害」とは、主に精神疾患による社会的機能不全を伴う悩みであり、社会的に構成されるものです。つまり、文化や価値観、制度によっては悩み、機能不全とは見なされなくなる(感じなくなる)場合もありえます。医学的アプローチに加え、社会保障や福祉、ケースワークによる援助の対象となります。

 

 ⇒関連する記事にご興味がおありでしたら、下記をご覧ください。

  「精神障害における「障害」という概念について」