クライアント様の声

世界が土曜日の午後のような穏やかなものに【30代 大阪府 女性 職場の人間関係、吃音、など】

[対人関係家族関連仕事関連吃音クライアント様の感想]

・前回の叩かれる恐怖のトラウマ・ケアの後、世界が土曜日の午後のような穏やかなものに思える時があった。
 不意に急変するような危ういものではなく、実は世界はもっと安全と安心に満ちているものではないのかと。
 そして、もっと早くにピアノ教室へ通うのを止めておけばよかったと思った。この思いは私の中でしつこくぶり返す。

 

・思えばピアノ教室の事を始め、私の人生は「置かれた場所で如何にして耐え、生き抜くか」の認識の上にいつも 成り立っていたように思う。こちらが望んでいないのに何故かいつもそういう状況に置かれていた。
 だからトラウマの治療を受ける前までは「楽しんで生きる」ということの意味が理解できなかった。 人生は向かい風の中を進むようなもので、穴の開いた自身の欠点をパテで埋めて完璧な姿に形成していく過程こそが人生だと思っていた。

・前より人の事を気に留めなくなった。人脈を作ろうだとか、友達を作ろうと努めている時は却ってギクシャクしたり、嫌な目にも遭っていたが、そういう努力をしなくなると逆に人のことがよく見えるようになる。 自分を中心に据えると舐められにくくなるのか。何か他人の私への態度が変わってきたような気がする。大げさに言うと一目置かれるようになった感じというのか。今までが他人の顔色を窺い過ぎていたのかも知れない。

・そうかと言って付き合う人の幅が狭まった訳ではなく、新芽が芽生えるように新たな人付き合いも始まっている。

・人の事を気に留めなくなったら逆に人との会話が阿吽の呼吸でやり取りできるようになった。