社交不安障害は、うつ病、アルコール依存症などに次いで多いとされる症状です。特に日本では、対人恐怖症として知られているとてもポピュラーな悩みです。今回は、医師の監修のもと公認心理師が、社交不安障害、対人恐怖症とは何か?どのように克服するかについて記事をまとめてみました。
<作成日2016.2.14/最終更新日2023.5.19>
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この記事の執筆者みき いちたろう 心理カウンセラー(公認心理師) 大阪大学卒 大阪大学大学院修了 日本心理学会会員 など シンクタンクの調査研究ディレクターなどを経て、約20年にわたりカウンセリング、心理臨床にたずさわっています。 プロフィールの詳細はこちら |
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この記事の医療監修飯島 慶郎 医師(心療内科、など) 心療内科のみならず、臨床心理士、漢方医、総合診療医でもあり、各分野に精通。特に不定愁訴、自律神経失調症治療を専門としています。プロフィールの詳細はこちら |
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管見の限り専門の書籍や客観的なデータを参考に記述しています。
可能な限り最新の知見の更新に努めています。
もくじ
・日本文化独自の悩みだった“対人恐怖症”
・対人恐怖症から社交不安障害(Social anxiety disorder)へ
・対人恐怖症、社会不安障害の割合や時期
・対人恐怖症、社交不安障害の種類
・対人恐怖症、社交不安障害の特徴とチェック
・併発しやすい精神障害
・類似した症状が出る病気
・対人恐怖症、社交不安障害の原因とメカニズム
・対人恐怖症、社交不安障害を克服する原則
・薬物療法
・心理療法
日本文化独自の悩みだった“対人恐怖症”
悩みは世界共通と考えがちですが実際はそうではありません。特に、対人恐怖というのは日本で特に見られる症状と長らく考えられてきました。そうした症状のことを「文化依存性症候群(文化結合症候群)」と言います。
日本では狭い島国として、世間での付き合いを重視する「ヨコ社会」であるということや「恥の文化」ということなどがあるかもしれません。日本独自のものとして臨床心理学の世界でも、治療、研究がなされてきました。
対人恐怖症から社交不安障害(Social anxiety disorder)へ
DSM(米国精神医学会の診断マニュアル 「DSM-Ⅳ-TR 精神疾患の診断・統計マニュアル」(医学書院))が登場したことで、対人恐怖症という日本独自の概念は、社交不安障害(SAD)という概念で説明されるようになりました。
当初、社会恐怖、社会不安障害と呼ばれていましたが、現在は「社交不安障害(Social anxiety disorder)」という呼び方になっています。
対人恐怖症と社交不安障害とは全く同じ概念ではありませんが、非常に親しいものです。しいて言えば、対人恐怖症が他者配慮的な傾向があるのに対して、社会不安障害という概念は人前でのパフォーマンスに関する不安、という違いがあります。
対人恐怖症、社会不安障害の割合や時期
人口の1~2割が社交不安障害の傾向があるとされています。ある研究によると日本人の生涯り患率は2%と報告されています。
り患する年齢は、15.5歳と比較的低年齢で発症します。性別では、男性の方がやや多いとされます。
対人恐怖症、社交不安障害の種類
・限局型/非全般型
特定の状況のみので不安、恐怖を感じるタイプで、最も多いタイプです。
比較的高齢者に多く、既婚者が多い。他の精神障害との併発が少ない。
・全般型/びまん型
対人状況全般で不安を感じるタイプです。
比較的若い人が多く、独身が多い。他の精神障害との併発が多い。
対人恐怖症、社交不安障害の特徴とチェック
下記のような特徴が自身にあてはまり、社会生活に支障を期待している場合、対人恐怖症や社交不安障害と考えられます。支障が出ているとまでは言えない場合は、「あがり症」「内気」という単なる性格傾向となります。
・対人恐怖症、社交不安障害の特徴
・少人数のグループ内で注目されたり、変だと思われることへの恐れがある。
・赤面や動悸、震えなど身体的変化を伴う。
・不安が状況に結びついている。
・自分の性格的欠点に由来すると悩んでいる。
・不安な状況を回避したり、耐えたりしている。
・本人が、その不安が不合理であることを自覚している。
・社会活動や人間関係に支障が出て悩んでいる。
・青年期に発症することが多い。
・不安(恐れ)の種類
笠原敏彦「対人恐怖と社会不安障害」より
<状況による分類>
・大衆の前に出る状況を恐れる[大衆恐怖]
・目上の人と同席する状況を恐れる[長上恐怖]
・異性と同席する状況を恐れる[異性恐怖]
・他者と交際する状況恐れる[交際恐怖]
・人前で発言する状況を恐れる[演説恐怖 スピーチ恐怖]
・会議の席で話をする状況を恐れる[会議恐怖]
・人前で朗読する状況を恐れる[朗読恐怖]
・他者と会話する状況を恐れる[談話恐怖]
・他者と電話する状況を恐れる[電話恐怖]
・人前で食事をする状況を恐れる[会食恐怖]
・他者から注視される状況を恐れる[視線恐怖]
・他者と視線を合わせる状況を恐れる[正視恐怖]
・自分が皆をしらけさせる状況を恐れる[思惑恐怖]
<反応による分類>
・人前で顔が赤くなることを恐る[赤面恐怖]
・人前で変な表情になることを恐れる[表情恐怖]
・人前でどもることを恐れる[吃音恐怖]
・人前で手や声が震えることを恐れる[ふるえ恐怖 振戦恐怖 書痙]
・人前で発汗することを恐れる[発汗恐怖]
・人前で身体が硬直することを恐れる[硬直恐怖]
・人前で嘔吐する状況を恐れる[嘔吐恐怖]
・人前で意識を失って倒れることを恐れる[卒倒恐怖]
・人前で頻回に尿意が生じることを恐れる[頻尿恐怖]
・人前で頻回に便意が生じることを恐れる[頻便恐怖]
・公衆便所で排尿できないことを恐れる[尿閉恐怖 排尿恐怖]
・人前でお腹がなることを恐れる[腹鳴恐怖]
併発しやすい精神障害
社交不安障害は約4割のケースで何らかの精神障害を併発しています。
・うつ病(70%)
⇒「うつ病の真実~原因、症状を正しく理解するための10のこと」
・パニック障害(40%)
→「厚生労働省 みんなのメンタルヘルス 不安障害 パニック障害」
・全般性不安障害(38%)
・アルコール依存症(30%)
⇒「依存症(アルコール等)とは何か?真の原因と克服に必要な6つのこと」
・強迫性障害(11%)
⇒「強迫性障害を克服するために知っておきたい9つのこと~原因、症状、チェック」
類似した症状が出る病気
社交不安障害と似た症状が出る病気としては下記のようなものがあります。
・統合失調症
対人接触での過度の緊張が見られる。
・回避性パーソナリティ障害
他人に嫌われているという思い込みと否定されることへの恐れが見られる。
⇒「パーソナリティ障害の正しい理解と克服のための7つのポイント」
→「厚生労働省 みんなのメンタルヘルス パーソナリティ障害」
・広汎性発達障害
コミュニケーションの苦手さ、対人接触を避けることが見られる。
⇒「大人の発達障害の本当の原因と特徴~さまざまな悩みの背景となるもの」
・強迫性障害
強迫状況を回避するために行動が狭まる。
⇒「強迫性障害を克服するために知っておきたい9つのこと~原因、症状、チェック」
・甲状腺機能こう進症
甲状腺ホルモンが過剰で、動悸、震え、多汗など。
⇒「境界例、難治性うつ病、人格障害などの意外な原因~甲状腺、副腎疲労など」
・本態性振戦
原因不明の遺伝性疾患。手や首が震える。
・パーキンソン病
ドーパミンの減少が原因で震えやこわばりが出る。
対人恐怖症、社交不安障害の原因とメカニズム
・自律神経の乱れによる脳、神経系の誤作動
人間の脳は、不安を換気する出来事が生じた時、「闘争か、逃走か(fight or flight)」反応と呼ばれる反応が生じます。反応によって生じた刺激が、生命維持をつかさどる網様体を伝わってきて、線条体で調整され、感情をつかさどる大脳辺縁系、認知判断をつかさどる大脳新皮質に伝わり、不安として認識されます。「網様体賦活系」と呼ばれる神経の流れです。
しかし、神経伝達物質であるドーパミンや、セロトニンの減少などの影響から、線条体の機能不全が生じると、刺激が過剰に伝わってしまい、大脳辺縁系(海馬、扁桃体)の活性化による不安、内的攻撃の高まり、大脳新皮質の過覚醒による過度の緊張が生じ、社会活動に影響を及ぼす不安障害となるのです。
いわゆる自律神経の乱れという状態です。
・きっかけとしての成長過程やストレス
社交不安障害は、対人状況で嫌な経験をした、恥をかいた、といった経験から始まることが多い。ただ、それらが原因ということではありません。あくまで誘因であり、きっかけであるということです。
私たちは、発達の過程でさまざまな変化を経験します。特に青年期などで人間関係の在り方が急速に変化する中では大きな戸惑いを経験します。
児童期が「身体性に基づくタテ関係」を特徴とされます(単純に力がつよい子や運動のできる子が強い立場になる、といったこと)。一方、青年期は「協調性に基づくヨコ関係」が特徴です。いかに相手のことを思いやり、協調できるかが集団での力関係を決定していく時期です。わずか数年の間にルールが変わるわけですから、誰でも戸惑い、少なからず対人関係に恐れを感じるようになります。
恐れを感じることは決して悪いことばかりではありません。適切な恐れは「相手への敬意」の土台(人間性への畏れ)となり、健全な関係を育んでいきます。しかし、あまりにも理不尽な経験が歪な認知を生み、修正されないと対人恐怖症となってしまいます。
成人となっても成長、発達は完成ではありません。日常生活や会社の中でも日々、結婚、出産、子育て、異動や昇進、転職など人間関係は移り変わっていきます。実は、人間の発達は想像以上に非定型で凸凹していることがわかってきていますから、出会う人の感覚や常識は一様ではありません。大人の間でもいじめやモラハラは存在します。その中で自分の常識が通じないストレスや、理不尽な目にあうことも対人恐怖症、社交不安障害のきっかけとなります。
→関連する記事はこちらをご覧ください。
「あなたの苦しみはモラハラのせいかも?<ハラスメント>とは何か」
・背景にある気質、体質
不安の感じやすさについては、遺伝的なものや性格傾向が背景にあることが指摘されています。神経伝達物質の働きと性格傾向の関係を指摘したクロニンジャーや、セロトニントランスポーター遺伝子の違いが不安の感じやすさに影響していると指摘したレッシュの研究があります。
・愛着形成やトラウマ
不安障害の背景として考えられるのが愛着形成不全やトラウマです。
愛着とは「特定の他者との関係を通じて主観的な安全感覚を回復・維持しようとすること」であり、さらにわかりやすくいえば、親子の関係で作られる心の中の「安全基地」のことです。人間にとって愛着は幼児期、特に生後半年から1歳半までの間に形作られます。ただ、その時期に適切な養育環境が与えられなかった場合、愛着形成不全となる可能性が高く、その後の対人関係やストレス処理などに問題を生じてくるとされています。
また、幼児期に受けた不適切な養育環境は、トラウマティックな脅威として感じられることが多く、そうしたことが子どもの脳の機能を低下させることが指摘されています。過活動や過緊張、認知のゆがみの原因です。
→関連する記事はこちらをご覧ください。
・“誤った認知”と“回避”の悪循環
不安というのは、適切に認識されると、脳が自然と修復していく機能があります。しかし、多くの場合、不安を回避してしまい、修復の機会を逃してしまいます。そして、誤った認知によって、不安のセンサーの作動は強化されてしまい、増大していきます。
例えば、言い間違えて人から笑われたことを過剰に意識してしまい、人前で話すことを避ける。頭のなかでは、自分は人からバカにされていると誤って想像してしまう。そうするとちょっとした失敗の兆候も真実ととらえて、さらにセンサーは敏感になっていく。そして、また失敗する、笑われる、を繰り返していき、恐怖症が誕生する、といったことです。
・“不安“から“恐怖”へ
不安は内的に感じるもので、恐怖とは外からやってくるものです。また、不安が穏やかであるとしたら、恐怖は強く短期的に生じます。最初は不安程度だったものが、適切に修正する機会がないために、恐怖へと高まり、恐怖症となってしまうのです。
対人恐怖症、社交不安障害を克服する原則
メカニズムでも解説したような脳や神経系の活動の悪循環を修正していくことがポイントになります。不安を治す方法は、基本的には認知行動療法と薬物療法になります。ただ、どういった方法を取るにせよ原則を踏まえることが大切です。
・不安に対処する大原則
不安は除こうとすると追いかけてきます。ほどほどに付き合うことが大切です。オーストラリアの医師クレア・ウィークス博士は、不安に対処する原則を
・直面すること(Facing)
・受け容れること(Accepting)
・浮かんで通ること(Floating)※こだわらないということ
・時の経つのに任せること(Letting time pass)
と表現しています。
逃げたり、立ち向かったり、こだわったり、急いだりすることを戒め、適切に直面し、受け入れ、時間に任せることが不安を解決するために大切であるとしています(クレア・ウィークス「不安のメカニズム」(筑摩書房))。
不安を感じるというのは動物にとっては生存のために必要なセンサーです。不安を感じることはおかしなことでも悪いことでもありません。不安を感じるべき時に不安を感じないのは火災警報器のない建物のようなものです。適切な不安と付き合うことはとても大切なことです。また、不安を感じることがおかしい、弱いという考え自体が誤った認知として恐怖症を招くことになるのです。
薬物療法
薬物療法は不安が強い場合に用いられます。不安症に限りませんが、解決するためには考え方やライフスタイルのパターンを変えることが大切です。薬物も不安をおさえるために用いるのではなく、パターンの変更をサポートするために用います。
・SSRI
抗うつ剤として登場した薬です。神経伝達物質であるセロトニンが減少している場合に効果があります。※症状が、セロトニンの減少とは関係のない場合は当然ながら十分な効果が見られません。社交不安障害の薬としては、フルボキサミン(デプロメール/ルボックス)とエスシタロプラム(レクサプロ)が日本で保険適応されています。SSRIは比較的副作用が少ないとされています。
参考)→「SSRI 日経メディカル」
・抗不安薬
抗不安薬とは不安そのものを抑えることを目的として用いられる薬剤ですが、もっとも代表的なものはベンゾジアゼピン系抗不安薬です。これは神経伝達物質であるGABAの働きを強めることで神経の興奮をおさえるものです。このベンゾジアゼピン系抗不安薬はSSRIと違い依存性や耐性が生じるため、長期間の服用は避けることが必要とされます。様々なものが開発されていますが、アルプラゾラム(ソラナックス/コンスタン)、ブロマゼバム(レキソタン/セニラン)、ロフラゼプ酸(メイラックス)などがよく用いられています。
参考)→「抗不安薬 日経メディカル」
・β遮断薬
主として不安に伴う震えや心拍数の増加、発汗などの身体反応をおさえるためのものです。こうした身体の反応はノルアドレナリンが交感神経を刺激して生じますが、そのノルアドレナリンの受け手であるβ受容体をふさいでしまう薬です。脳内のβ受容体にも作用し、不安そのものも抑える効果があるとされます。従って動悸などの交感神経活動をともなった不安に非常に効果的ですが、日本では社会不安障害には保険適応がありません。
参考)→「β遮断薬 日経メディカル」
心理療法
・認知の修正
メカニズムでも解説したように、不安症、恐怖症は悪循環によって引き起こされます。ありのままに捉えることができれば、恒常性維持機能によって正常な状態に戻されていきます。
しかし、不安を回避してしまうと悪循環は強化されてしまいます。回避を生じさせるのは、認知のゆがみです。例えば、「自分は恥ずかしい人間だ」とか、「人は自分をバカにしている」と認識していれば、当然回避しようとしてしまうでしょう。
これが誤った認知です。誤った認知を修正しなければ、悪循環を断ち切ることはできません。
・誤った認知の例
・白黒思考(全か無か)
ちょっとダメなら全てダメと思ってしまったり、ほどほどに捉えることができない。ある種の完璧主義です。・過大評価、過小評価
自分を過小評価しすぎたり、逆に相手を過大評価しすぎたりしてしまうことです。・部分的焦点づけ
ちょっとした相手の反応を過大に受け取ってしまう。・「たまたま」と思えない
一度の偶然の失敗やミスがあると、次回も必ず失敗すると感じてしまう。・根拠のない決めつけ
合理的な根拠なく、物事を決めつけてしまう。・べき思考
「~すべき」「~してはいけない」など、過度に義務的、規範的になり柔軟に対処できなくなることです。・極端な一般化
「~~な人は、すべて~~だ」といったように、ある事例の特徴を全てにあてはめてしまうことです。・自分への過度な原因帰属
仕事の失敗などを全て自分のせいだと過度に考えてしまうことです。・否定的な予測
悪い出来事が起こると否定的な考えをもってしまう。
認知の修正を行うためには、主として認知行動療法などを用います。ある状況に対してどのように思うのか、を書き出します。それが合理的か、例外はないか、を確認し、より適切な考え方に修正していきます。
認知の修正のコツは、無理にポジティブにしようとせず「~~な人もいるし、そうではない人もいる」「~~に越したことはない」「~することもできる」とほどほどにすると納得しやすい。
カウンセラーによってサポートされる場合もありますし、自身で行うこともできます。最近は、良い本がたくさん出版されています。
・エクスポージャー(暴露)
エクスポージャーとは人間の身体の恒常性維持機能を利用する方法です。恐怖を回避せずに、直面することで、徐々に恐怖に慣れ、脳のセンサーを適切な状態へと修正していくものです。不安な状況をリストアップし、最初は簡単なことから行っていきます。強い恐怖症の場合は急性期に行うと不安が増すこともあるため、回復期に差し掛かった際に段階的に行います。
・その他(トラウマケアなど)
あるがままを目指す森田療法や、マインドフルネス、トラウマケア(ソマティック・エクスペリエンシング・アプローチ、ハコミセラピー、トラウマ解放エクササイズ、ブレインジム、TFT、フラワーエッセンス、ストレス応答系へのアプローチ、など)。などがあります。
→関連する記事はこちらをご覧ください。
「マインドフルネスとは何か?~本当の定義、やり方、学び方のまとめ」
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(参考)
笠原敏彦「対人恐怖と社会不安障害」(金剛出版)
貝谷久宣「社会不安障害のすべてがわかる本」(講談社)
水島広子「正しく知る不安障害」(技術評論社)
クレア・ウィークス「不安のメカニズム」(筑摩書房)
クリフトフ・アンドレ、パトリック・レジュロン「他人がこわい」(紀伊國屋書店)
大野裕「不安症を治す」(幻冬舎)
「DSM-Ⅳ-TR 精神疾患の診断・統計マニュアル」(医学書院)
など